ケータリングの始まり
食事をその場で提供する業者、というのは古くからあります。
例えば王様の専属料理人はその場その場でふさわしい料理を作れるケータリング業者とも言えます。
またいわゆる出前としてのケータリングも店のごく近くに限られるますが、存在していました。
では現在のようなバイクや車を使って少々遠くまで食べ物を運ぶケータリングはいつから始まったのでしょうか?
その起源は米国にあり、ドミノピザです。
小さな店舗であったドミノ・ピザはケータリングによって売り上げを拡大させ、現在のような世界的チェーンに発展しました。
ミシガン州の大学近くで始まったそのピザ宅配サービスは「30分を超えたら割引」というキャンペーンなど、現代のケータリングで行われているサービスの殆どのアイデアを初期に考え出しています。
「30分を超えたら割引」というのは、それまでの宅配サービスになかった「待つ楽しみ」というのを作り出しました。
例えば頼んだ後というのは基本退屈ですし、ちょっと飲み物を買ってくる為に留守にするのも困難です。
それをこの割引サービスによって時計を見ながら楽しみに待つ時間に変え、さらにピザを頼む時の目安というものを一般に認知させることに成功しました。
なお現在では30分割引を回避するためにアルバイトが無茶な運転を繰り返し、事故が起きたため世界中で中止されています。
ケータリングサービスは巨大なネットワークを利用した展開も可能ですが、面白いことに極々小さな形態も取ることが出来ます。
例えば料理人を派遣して、その場で料理を作るといった場合、自分が料理人であれば店舗はいらないし、すぐにでも始めることができます。
さらにピザハットがピザと宅配を組み合わせたように、他の業種との組み合わせも可能です。
例えばある精肉店は、バーベキューセットの貸し出しと高級肉をセットにして提供し、肉屋の店主がおいしい焼き方を目の前で実践してくれます。
お値段は少々張りますが、イベントなどで本業よりも売り上げを伸ばしています。
ケータリングサービスの弱点は、その市場規模が宅配される範囲に限られると言う事です。
すなわち車やバイクの移動範囲です。
さらにピザなどの料理の場合いかにアツアツをキープするかという事でも制限がかかります。
これにより料理のケータリングは住宅街、さらに言えば東京や都会にビジネスモデルが限られてしまいます。
ピザハットはこれを克服するため日々新しいピザケースや保温袋を研究し、広大な米国を全て宅配地域に入れようと努力を重ねています。
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